「貴方と暮らした一軒家」


貴方と暮らした一軒家
想い出の詰まったこの場所を
心に全部押し込んで 離れていきます
悲しいわけじゃない だけど溢れる涙 抑えきれずに


古い一軒家 其処に刻まれていく新しい傷跡
貴方と過ごした日々の全てがココに刻まれていく
私の心にも 同じように刻まれていく
悲しいわけじゃない だけど溢れる涙 堪えきれずに


愛しすぎて そう 愛しすぎて
離れられなくて 何時も想う 貴方だけを見つめて


私の部屋となった一軒家
貴方がくれたたくさんの幸せを
心に全部押し込んで 離れていきます
楽しかった日々 だけど溢れる涙 ふき取って


愛しすぎて もう 愛しくて
有難うって 何時も想う 貴方だけに捧げる言葉


誰も居なくなった一軒家
貴方と私の「光」の世界を
心に全部押し込んで 前を向いて歩きます
泣かないと誓ったはず だけど溢れる涙 綺麗な涙


貴方が居たから私は前を向いて歩いていける


貴方が居たから私は幸せな気持ちでいられる


貴方と暮らした 一軒家



poem by 神無月ヒカル