貴方にとっての空で居たい


大きくなった今も 弱い自分を隠し続けて
誰かの役に立てるのなら、自分を犠牲にしてもいいと
思ってきたのに 私のせいで誰かが傷ついて
あの青い空のように 大きな心を持ちたいと思っても
大きくなった今も 弱い自分を騙し続けて


ごめんねを貴方に言うだけの私
君のせいじゃないよと言うだけの貴方
其の度に私の心は引き裂かれてしまうの
貴方の小さな淡い光が今の私にはとても重くて


貴方にとっての空で居たい
貴方の何もかもを包みこんでしまえるような
何時でも空を見上げて微笑んでいられるように


大きくなった今も 口先だけは一人前で
たった一人だけの貴方ですらも 守れなくて
変われたのに 私は昔の私じゃないと
思ってきたのに 私は何時も過去の闇の中
大きくなった今も 誰かを傷つけてしまう事


何も出来ないのが悔しいと嘆く私
そんな事ないよって微笑んでくれる貴方
其の度に私の気持ちは余計にもどかしくなるの
貴方の大きな優しさが本当に暖かくて


貴方にとっての空で居たい
何があっても私は何時でも此処にいられるように
何時でも空を見上げて私を見つけて貰えるように


貴方の為に
貴方にとっての空で居たい

8:49 2005/08/20   poem by 神無月ヒカル