振り向けば其処に


真夜中に無いはずの風
ふと私の目の前から消えた貴方が浮かぶ


振り向けば其処に・・・


スキとかキライとかじゃなくて
ただただ貴方を愛していただけ
言葉だけじゃ伝わらない この思い 熱く・・・


朝の陽射しと共に風
優しく頬を撫でる風は貴方の優しい掌のよう


振り向けば其処に・・・


強いとか弱いとかじゃなくて
言葉だけじゃ言い表せない感情が溢れ
私にはどうする事も出来ない この思い 熱く・・・


触れられそうなのに 傍にいる貴方に
どうして手を伸ばしても届かないのだろう
涙を見せないように少し俯いて
怖くて震える体は寒い冬のせいにして


触れられそうなのに 傍にいる貴方に
どうして手を伸ばしても届かないのだろう
涙を見せないように少し俯いて
怖くて震える体は寒い冬のせいにして


そうしないと 優しく抱いてくれる貴方の事
もっともっとスキになってしまいそうで怖いから
どうせなら キツく突き放してくれるほうが
貴方から離れられるはずなのに


俯いても隠せない小さな涙
凍えるフリをしても隠せない小さな体


振り向けば其処に・・・貴方が居るから



8:51 2005/08/20   poem by 神無月ヒカル