「遥か彼方の安らぎ」


安らぎ求める貴方は 遠く、遠く 遥か彼方を目指す旅に出る
そんなに急いで貴方は何処に行くの?
私を置いて 貴方は何処に行くの?
貴方の求める安らぎは 何処にあるの?


壊れるはずのない優しい心
夢の中でだって、貴方の安らぎになれると思ってるのに


貴方は今何処にいるの? 遠く、遠く 遥か彼方...
そんなに急いで貴方は何処に行くの?
私を置いて 貴方は何処に行くの?
今夜は こんなに月が綺麗に見える夜なのに
貴方はそんな月を見上げる余裕さえないの?
私を見つめてはくれないの?


此れだけ貴方を愛しても 追いかけても
たどり着けない 貴方の傍には
「好きだよ」なんて言葉さえも
貴方には届かない...


遠く、遠く 遥か彼方...


何時か私の元へと 辿り着いてくれると思うから
私が迷っていたら 貴方はきっと永遠に
貴方の求める「安らぎ」には辿り着けないから


貴方の安らぎが 私自身だと気づけないから


其れまで待ってる ずっとずっと、貴方の最終地点として


安らぎを求める貴方が 辿り着いた 長く、長く 遠い旅
私の元に 辿り着いた
もう大丈夫だから
貴方だけの安らぎ...



おかえりなさい



poem by 神無月ヒカル