「泣かないから」
泣かないから
そう決めたんだ、私
なのに、気がつけば
目の前の桜を目にして
涙で頬を濡らしてる私がいるの
泣かないから
そう決めたんだ、私
なのに、気がつけば
目の前の貴方の胸の中
精一杯の不安と切なさをぶつけてる
受け止めてくれるから
許してくれるから
泣かないって決めたのに
嬉しくて、優しくて
ついつい甘えたくなってしまう
後ろ振り返るなら
何時も貴方が傍にいる夢だけを
ずっとずっと見ていたい
泣かないって決めたから
貴方を見て力を貰うんだ
「貴方」というランプの灯
私を暖めてくれる幸せの灯
もう、泣かないから
poem by 神無月ヒカル