「灯火 〜花〜」


全てを出し抜いて 信じようとしなかった
綺麗に咲いた花でさえ 何時かは枯れて醜くなる
心の中 灯火が揺らめいて 貴方の影を映し出す


月の光だけで 穢れた心
流してしまえるって思ってる
大きな勘違いだって 知っていたけれど
ただ貴方だけで埋め尽くしたい
余計な気持ちは全て吐き出して


全てを見つめて 包み込んできた
枯れ果てた私の心 飾り尽くした偽善の愛
心の中 灯火が揺らめいて 貴方だけを映したい


涙の数だけ 強くなれるよ
誰かに言われたそんな言葉
今更信じて一杯泣いたあの日
ただ貴方に好かれたくて
余計な気持ちは涙で流したの


貴方が何時か私を求めたなら
私は何処にでも居るの
貴方が求めた其の時に
きっと貴方の目の前に現れるから


だから今はもう少しだけ
綺麗な花でいさせて....



poem by 神無月ヒカル