「you and I」


いつものように 通ってた中学校 ふと気づいて立ち止まる
傷だらけになった心に 救いの手が欲しかったことに
君の存在に見据えていた気持ち 怖く 切なく
いつも君は僕の側で明るく笑ってみせたね


君の気持ちと僕の心が通じ合うまでの時間
長く長く続いていくうちに 離れていくんじゃないかって
不安な毎日 募る思い 皆が通るあの道のように


昨日の夜 打ち明けようと思って 握った受話器離し
座り込んだまま ずっと勇気が出せなかった
こんな僕を気にかけてくれた君が好きだったんだよ
いつも君は 僕の側で明るく笑ってみせたね


僕の思いは君の心に届かないまま終わるのかな
近くみえて 遠く離れてく君を掴めないまま
毎日を過ごしているんだよ


部屋の片隅 小さなヌイグルミ 何か言いたそうに見ていた
きっと僕のことを笑っているんじゃないかな
心の奥底で 増えてゆく恐怖に勝つことができない僕を


カーテンがフワリと揺れて 日差しが僕を照らす
電話のベルがずっと 鳴り響いていた・・・



poem by 神無月ヒカル
16:11 2006/06/09