「雪の記憶」


両手を空に掲げて 君を包み込もうとしてた
こんな静かな夜は 何も考えずに
ただ君の事だけ考えたいと思うから


どれくらい空を見上げていたのだろう
気がつけば僕の頬を冷たい雪が濡らしていた
壊れやすく、脆い心を静かに染めていく
其れはまるで僕が包み込もうとしている
白く暖かい君のようだった


数え切れないくらいの無数の雪たちが
静かにただゆっくりと僕を染めていく
払い除けようとしても
心に染みゆく一つ一つの雪が
まるで、君のようで・・・


両手を空に掲げて 君を包み込もうとしてた
こんな静かな夜は 何も考えずに
ただ君の事だけ考えたいと思うから


其れは舞い散る桜のように
其れは降り止まぬ雪のように
其れは叩きつける雨のように


言葉が無くても、伝えたい Love about which it can't deceive
永久に続く心の悲鳴 It loves.


数え切れないくらいの無数の雪たちが
静かにただゆっくりと僕を染めていく
払い除けようとしても
心に染みゆく一つ一つの雪が
まるで、君のようで・・・


降り止まぬ其の全てには
君との記憶の全てが
カタチとなって僕に教えてくれる


そして小さな色をつけて僕に刻まれていく・・・



poem by 神無月ヒカル